国際共助の重要性
- グローバル化に伴って国境を越える犯罪、犯罪者の国外逃亡、犯罪収益の海外移転が急増しており、犯罪に対する国際協力はもはや選択ではなく必要不可欠なものとなっています。
- 韓国の検察は捜査、裁判、刑執行の過程においてグローバル化による死角が生じないよう、大検察庁国際協力担当官室を中心として、諸外国の法執行機関との間で国際司法共助を積極的に行っています。
国際協力担当官室の主要業務
海外逃亡犯の国内送還
- 国外に逃亡した犯罪者の所在を把握し、犯罪人引渡し(Extradition)、退去強制(Deportation)等の手続を取って海外逃亡犯の国内送還に取り組んでいます。
海外に移転した犯罪収益の追跡及び回収
- 犯罪による収益が海外に移転した場合、その流れを追跡して海外に隠匿した犯罪者の財産を特定し、回収しています。
国外証拠収集
- 捜査過程において嫌疑の有無を見極める上で必要とされるが、国内では入手困難な証拠資料を収集し、提供しています。
重大犯罪における国際捜査共助の推進
- 公正取引、知的財産等の重大犯罪については、各国の主な法執行機関との間で積極的に情報共有しながら、捜査共助を進めています。